七 もしかして、イベントが始まったっていうこと?
環 こ、これがハプニングですか?
七 そう…みたいね。
(父) こちらは水徳商店街防衛隊だ、君たちがいる浴場に、怪物が近づいている、湯船に辿り着く前に、早く逃げて欲しい。
環 は、早く逃げないと、、、ひえ、、、と、扉が開かない!
(父) しかし、今の君たちは、浴場に閉じ込められているはずだ。
環 どういうことですか?
(父) 実は、水徳ビルのボイラー室で怪物を仕留めようとした所、誤て緊急遮断装置を作動させてしまいる、すべての扉にロックが掛かってしまった。おかけて、我々は怪物に近付くことができず。君たちは浴場から出られなくなっているということだ。
七 ただのバカじゃない。
(父) そこですまないが、君たちにはうちが分から解除装置を解除して欲しい。間に合いわ、浴場に怪物が辿り着く前に、我々が仕留められる。
環 それで、その方法は?
由 いろはちゃん、のりのりだね…
二 怖がってるだけですよ!
七 はあ…付き合ってられないわ…電気が消えて薄暗いけど、制限時間になるまでゆっくりお風呂に浸かりましょう。
深 え~面白そうなのに…
七 いろはも怖がらなくて大丈夫だから。
環 は…はい…
由 いや…お手伝って返なら愚案だったんだね…知らなかったよ
(父) ノー。怪物に捕まえると、入湯料が倍ーになるから気をつける。あっ、送信が。
七 ええ…都合のいい通信ね!もう…
二 八千代さん!
七 二葉さん?
二 ボタンを探しましょう! 私、いろはさんを助けたいです!
七 そうね…それ入湯料が倍になると二千五百円、アイスは負わずけになるわ。
深 それはダメだぞ! 帰りに食べるって決めてるんだからな!
環 探すよ、私だけ怖がってるだけなんでイヤだから、それに私、怪物に食べられたくないもん!
七 決まったわね。浴場の果てという暗号は、きっと見つけ難い場所っていうことよ。ボタンの形状もサイズも知らない以上、隈なく探しましょう!リーダー、合図をーー
環 はい!チーム三日月莊ーー
(怪物音)
深 …よ!ふん!ふん!
七 ちょっとフェリシア!何にジャンプしてるの?ちゃんと探して!
深 探してるぞー、見つけ難い所なら、電器の上かも知んないだろ。
七 電器の上?
七 …むしろ魔法少女じゃないかったら見つけられないでしょう…ありえないわよ。
深 この…そうか…せっかく覚えつえたのにな…
七 早くしないとアイスが食べられなくなるわよ。
深 わかってるって!絶対バーゲンナツのグレープ試しるんだ!
七 高いのはダメって言ったでしよう!
(怪物音)
環 はああ!近くなって来た…
二 いろはさん、そっちはどうですか?
環 洗面器は全部ダメだったんだよ、紗奈ちゃんは?
二 バスチェア見て見たんですけど、私のほうも、全然見えたらないです…
環 鶴乃ちゃん!蛇口と鏡はどう?
由 ううん…こっちもないよ…裏側まで見てみたんだけどね。
七 壁にもボタンらしいものはなかったわ。
環 あと探してない所で…
七 そんなに広くもない浴場だし…
由 おっ!わかった!
環 本当に?
由 まだスチムサオナと水風呂を見てないよ、私、スチムサオナを探し見る!
環 水風呂…
二 いろはさん、私に任せてください!必ずスイッチを見つけ出来ますから!…えへ…ひゃあ!
環 紗奈ちゃん!
環 そこも見てませんでしたね…
七 でもさすがに銭湯に来た客を汚すような真似はしないわよね。
環 せっかく洗いに来てますからね…
七 それなら、逆を就いて見ましょうか…
環 逆…ですか…
七 お湯が出てくるライオンの口も、逆に辿れば果てになるのかなって…
環 さすがです、八千代さん!
七 私は湯船のライオンを見てみるから、いろはは掛け湯なライオンを見てみて。
環 口の中には…何にもない…
(怪物音)
環 ひっ!…もうイヤだ…
七 (遠い) いろは!こっちに来て!
環 は、はい!(走る) 見つかりましたか?
七 え!ここにボタンが!
環 これを押せば、緊急遮断装置が解除されて、鶴乃のお父さんは…
七 怪物を退治してくれるわ!
環 八千代さん!
七 え!押すわよ、いろは!
(水音停止)
七 …むしろ、お湯を遮断したわね
二 …はああ…ダメです、無理です…どこにもありませぇぇぇぇん…
由 こっちもダメー、どこにもなかったよ…
環 フェリシアちゃんは…ええ?!
深 鏡全部取ったけどないぞ!
環 …これ、全部元に戻さないと…
(怪物音)
環 …はああ…もう…もう…
七 ふあ…これはもう、倍額は覚悟、アイスも諦めないといけないはね。
深 おっちゃん!絶対許さね!
由 お父さんは録音しただけだよ!
七 湯冷めしちゃだし、もう一度掛け湯で体を洗してから、怪物風呂で温まりましょう。
由 掛け湯…して…怪物風呂…ほお!
七 どうしたの?
由 浴場の果てが、わかったよ!
七 本当に?
環 教えて鶴乃ちゃん!
深/二 お風呂に入る前に、必ず掛け湯をしよう…
深/二 込んでいっても空いていても洗い場を専用するのはやめましょう…
由 その三!
深/二 湯船にタオルや髪を付けてはいけません、髪は纏めるようにしよう。
由 やっぱりそうだ!掛け湯、洗い場、湯船って、全部浴場の入り口から、お送り向って書かれてるんよ!
七 その果てって言う事は、まさか湯船のさらに置く…
由 そう、富士山だよ!
七 フェリシア!ゴー!
深 おっしゃあ!ふん…このタイルだな!…ううう…いよ…と、取れた!なんかあるぞ!
(怪物音)
七 もう近い!
環 フェリシアちゃん!押して!
深 オ!…お、押せないぞ!
環 …え?!
深 なんか金庫みたい回すようになってる 数字が書いてあるぞ!
由 それを合わせてから押せってこと?
環 私達は全部知ってって、浴場の果てにあって、そこに全部揃ってるとしたら、えっと、えっと、お風呂数字、数字…ううん…あ!もしかして!
由 いろはちゃんわかった?
環 鶴乃ちゃん!ここのお湯の温度は?
由 …ああ!40度だよ!
環 フェリシアちゃん!40!
深 おっしゃ!合わせだぞ!じゃ行くぞー
全員 せーのー!