作词 : キタニタツヤ
作曲 : キタニタツヤ
六月の訪れ
君は小さな身体を舞台に踊らせ、言葉が喉からこぼれた
その光景は彼の心臓を握りつぶして
白昼に見る夢のようだった
彼は醜さに苛まれて、水色装う君を呪った、互いに穢れたままで
瞳に映ったままの言葉は、心臓の底にこびりついて
惨めな彼を赦して欲しいんだ
平成二十七年葉月
八月の晦
君の小さな身体に開いた傷痕
黒ずんだ花弁が一片
夾竹桃の花のように
その塔は真っ白な雪の上に血を垂らして崩れ落ちる、
醜く果てたその滑稽な姿に大衆の非難と一杯の劇毒を
彼は醜さに苛まれて、水色装う君を呪った
互いに穢れたままの身体を重ねて
願わくば君の侮蔑の眼で、信仰が彼を救う前に
その生活を蹂躙し尽くしてくれないか
「すべては神の手に均されて、幸福が等しく訪れるだろう」
私の浅はかさに、無関心な神は罰を与えてすらくれない
今日喫んだ煙の数だけ、君の手の平に種を蒔こう
その手で私の耳を削ぎ落としてよ