雨の降る夜は一人ただ消えてしまいたい
「花の様にさり気なく生きよう。」なんて云う
耳障りの良い甘い歌に乗って
じきに終わる愚鈍な声と頭の中にある現象
不毛なままの疑いの目も全部 好きにはなれなくて困るね
生き続ければ嘘は増えて それでも明日を夢見る
「蒙昧」の意味を知る賢者がまた人知れず首を括っている
彷徨い続けている
「瞳が潰されて駄目になってもそれで良いと思うわ。」
そして彼らの理不尽な世界を独りでにまた行こう
雨の降る街に群れる唐傘と河童には
「花の様な誇らしい生き方」なんて言う
耳障りの良い言葉は似合わない
仕舞いには私も「不要」と切り捨てて行く世界に
幾ばくかの思いも許されなくて 不可解にただ繋がれている
誰もが同じ路傍の石と気付かず明日を夢見る
「蒙昧」の文字が書けないままでは いつまでも夜は明けないさ
戸惑い続けている
「瞳を潰しても見える世界はずっと変わらないのね。」
そして彼らの品性の無ささえも受け止めてただ嗤おう