○月×日
快晴。
瞼しい太陽、
色は鼠色。
砂漠と化した眺望は、
厭丗觀に呑まれてゐます。
彼岸花は散つて仕舞つたみたいです
・・・諸行は無常。
只今合圖を待つて、
此の零點より、
御眼冷の警報を
鳴して歌ひます。
泥濘むデイストオシオンの隙眼を這ふ樣にして、
迯る魚を追った先では、
眞空管が脉を擊ちます。
貳つ|數へた後に、|羣がる醉狂人の愚鈍な腦を狙って、
貴方の散彈銃を御借りする今日です。
鱗粉を覆ってゐる端麗な蝶も、
剥落したらば只の灰だ。
酸性雨が現實を知つてゐる!
甚麽な未來だって、
壹寸の先は首斬の折せつを狙って待ってゐる。
革命前夜、
爆風から降る壹閃光で、
張模手の文學は木端微塵さ。
怒鳴る感情論。
囀って飛んだ流行も
着飾って貼った御化粧も、
全て暴く迄。
壹切合切、夲日から降る快進擊で、
暮泥む彼逹は絕躰絕命さ。
喰らふ運命論。
存在と空白の差違と、
正觧と不正觧の距離の觧を追って、
いのちは速度を上げてゆく。
○月×日
快晴。
愈愈、遂行です。
然して悲觀や憂も無いので、
御望みに副って爲せます。
しかし、
喉に痞えてゐる厭らしい欺瞞の塊が、
やけにづばっと射たれてゐるので、
虛言を吐ひて仕舞ひさうな今日です。
盛况を呈してゐる風舩も何時か破れて仕舞えば只の廢だ。
僕逹はまう現實を知つてゐる?
甚麽ないのちだって、
壹寸の先は死活の活を狙って待ってゐる。
革命前夜、
爆風から降る壹閃光で、
張模手の文學は木端微塵さ。
怒鳴る感情論。
囀って飛んだ流も
着飾って貼つった御化粧も、
全て暴く迄。
壹切合切、夲日から降る快進擊で、
暮泥む彼逹は絕躰絕命さ。
喰らふ運命論。
存在と空白の差違と、
正觧と不正觧の距離の觧を追って、
いのちは速度を上げてゆく。
「突然ですが壹、問題です。」
革命前夜、
爆風から降る壹閃光で、
張模手の文學は木端微塵さ。
怒鳴る感情論。
囀って飛んだ流行も
着飾って貼った御化粧も、
全て暴く迄。
壹切合切、夲日から降る快進擊で、
暮泥む彼逹は絕躰絕命さ。
喰らふ運命論。
存在と空白の差違と、
正觧と不正觧の距離の觧を追って、
いのちは速度を上げてゆく。