作词 : かぼちゃ
作曲 : かぼちゃ
シガーキスで灯す火遊びの 換気扇に飲ませた残り香
左耳に分かち合ったピアスを 覚えたてのハイライトに烟らせ
嫉妬深いのも 知られるのも 屈辱で
爪先から舌這わせ
嗚呼 花弁まで 鳴呼 上ってきて
あゝ あゝ あゝ あゝ 口づけをして
愛に飢えたケダモノ 首輪に鍵をかけ
共食いで餌付けして 飼い馴らせば
悪化してく虚飾症 満たされない体
快楽で/痛みで 壊れて/乞われて
「こんなはずじゃないわ!」天国で泣いた/監獄で鳴いた
結末を知るのが怖くて 栞挿したままの小説のように
陰鬱なドレープのカーテンで 二人だけの世界を閉じ込めた
気付けばあんなにいた友人からも孤立して
独占欲が牙を剥いて
嗚呼 背中を噛む 嗚呼 乳房を噛む
あゝ あゝ あゝ あゝ 傷跡をちょうだい
愛に飢えたケダモノ 首輪を締めあって
赦しを乞うくらいに 呼吸続けた
依存される重荷と 引き換えの捨てられぬ
安堵に/居場所に 救われ/巣食われ
「こんなはずじゃないわ!」囚人にされてた/主人にされてた
どこへも逃げられないわ
あるいは ここが逃げた先よ
共依存の檻の中で
嗚呼 濡れた隙間 鳴呼 指でなどり
あゝ あゝ あゝ あゝ 躾けあいましょう
愛に飢えたケダモノ 首輪の鍵失くし
共食いで餌付けして 飼い殺した
とっくに知り尽くした 互いの弱い部分
攻め立て/責め立て 慰めあった
愛に飢えたケダモノ 首輪を締めあって
赦しを乞うくらいに 呼吸続けた
依存される重荷と 引き換えの捨てられぬ
安堵に/居場所に 救われ/巣食われ
快楽で/痛みで壊れて/乞われて
「こんなはずじゃないわ!」一人で泣いた/二人で鳴いた