水のように さらり流れてゆくわ
なだらかな日にいまcheers!
もろいこころも みな
きっと帰るところはおなじさ
baby tell me, tell me something……
起き抜けの吐息 まじるビールのかおり
まどろみのふたり ベッドの上にゆらり
さした光が痛いからと目をこすり
ときはギュッと止まり 身じろぎもしない
このひとときが“素敵”なんて言葉と
美しいそのかたちを描ききれぬ
己がペンのインキの少なさを呪う
真っ白なノートならばいくらでも
持っているけれど それを埋める日は来ないだろう
“空白を愛する人”という
思い込みをまいて死ぬだろう 死ぬだろう
水のように さらり流れてゆくわ
なだらかな日にいまcheers!
もろいこころも みな
きっと帰るところはおなじさ
baby tell me, tell me something......
ゆっくりとかき混ぜたバターみたいに
すこしだけの熱とおそろしいくらいの
甘く脂ぎった夢をぼくはみっぱなし
いつもそう 汚れたシーツのはしで足と足をからませて
ふれるその産毛の感触にくすり笑うyou
ゆれるまつげ 目は閉じたままでつぶやく
ちいさな魔法の言葉“ビビデバビデブー”
ぶくぶく いくつもの泡みたいに消える
baby tell me something, 特別なものはここにあるかい
baby tell me something, 胸が震うときを覚えているかい
水のように さらり流れてゆくわ
なだらかな日にいまcheers!
もろいこころも みな
きっと帰るところはおなじさ
baby tell me, tell me something......