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夜が更ける頃に殺した数多の文 散った断片を数珠繋ぎ
恨み辛み妬み連ねた悪鬼も飲み込む 現抜かし
昔話 何時の間にか列を成した 流行り廃りとは別の何か
起こした身体は歩み止めず 夢見の悪さ仕方無く認める
暗闇 光る目は蝙蝠 通りゃんせ 早計な目論見
無駄な足掻き 左手が総取り 通りゃんせ くれてやる漁夫の利
墓石の下に命を賭した 地下深く増やす頭数が満たすはず
未だ歩み止めず 越した夜の数だけ空に亡く
今宵に消える 微かに視える灯りの下に潰える
遠い過去に思える 記憶の付箋 剥がれ落ち 破り捨てる
問いに対し答え 安らぎを得る 其の代わりに諦める何か
其の何かを諦めきれずに今もまだ暗闇に求める
感覚的な衝動に駆られ差し出した招待券
肺を満たしていく煙羅 濃霧を吐き出して変えていく思考、概念
陰と陽の道の繋ぎ目 憂いすら抱いて空に亡いてる
嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 夜に消える境界線
揺らいだ幻影に追われ永遠に還れないままで往来へ
向かいの岸へ橋渡し 吐いた息を呑む 縋る依存関係
名を呼ぶ声に耳塞いで 帰りは怖いと空が亡いてる
嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 抜け出せぬ死亡体験
丑の刻過ぎ 物憂げに行脚 朧月の下 越える峠
東から西 北から南 跳梁する悍ましき物の怪
既に見よ 玉響の先に広がる情景 悪鬼羅刹の群れ
憐れなりや 語れば奇譚 だが其れすら世の常 さもありなん
目眩く森羅万象 奇々怪々 寄る辺ない夜の勿怪の幸い
音もなく煙に巻いて徘徊する俗世 破落戸の界隈
一か八か 否 道は確か 右の手の依り代で満ちた価値観
猫が啼く 終には目処が立つ 亡き始めた空に手を翳す
瘴気に当てられる 知らずとも正気もまた狂気の沙汰
勝機を見出す 好奇心満たす博打 着の身着の儘
常軌を逸した口八丁手八丁 群れなす足音 意のまま
響く地鳴りが解いた金縛り 開ける視界
感覚的な衝動に駆られ差し出した招待券
肺を満たしていく煙羅 濃霧を吐き出して変えていく思考、概念
陰と陽の道の繋ぎ目 憂いすら抱いて空に亡いてる
嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 夜に消える境界線
揺らいだ幻影に追われ永遠に還れないままで往来へ
向かいの岸へ橋渡し 吐いた息を呑む 縋る依存関係
名を呼ぶ声に耳塞いで 帰りは怖いと空が亡いてる
嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 抜け出せぬ死亡体験
影すら残さずに絡め取る 呆ける間も無く音が流れ込む
続々と増える足跡が朴訥と語る 人々は遠目 恐れ慄く
何もかもを照らす事を良しとせず暗がりの中 手招き呼び止める
傷は絶えず息づいてる 押し退ける人波 いずれは道連れへとしていく
出くわす行進 眠らず鉄格子破りて下す実力行使
童心に返り口ずさむ 擦れ違いに振り向かす
大鴉の鳴き声が問い質す 不渡りの言葉すらも解き明かす
盃を頂く 暁に嘶く 百鬼夜行 終わらせる空亡
感覚的な衝動に駆られ差し出した招待券
肺を満たしていく煙羅 濃霧を吐き出して変えていく思考、概念
陰と陽の道の繋ぎ目 憂いすら抱いて空に亡いてる
嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 夜に消える境界線
揺らいだ幻影に追われ永遠に還れないままで往来へ
向かいの岸へ橋渡し 吐いた息を呑む 縋る依存関係
名を呼ぶ声に耳塞いで 帰りは怖いと空が亡いてる
嗚呼 通りゃんせ 通りゃんせ 抜け出せぬ死亡体験
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