何処かで見た覚えのある白い花の佇む姿に
忘れようと蓋をしていた記憶達が溢れ出しそうで
春の唄咲いたと同時にまだ終わらせたくないと強く願う程
愛しくて触れる事さえ出来ない君が居たんだ
春の唄枯れていく今ならこの気持ちを伝えられる気がして
振り返る誰もいない部屋で一人
二人を結ぶ糸は解れかけと君は知っていて
道端で咲く君の横を僕は毎日のように歩いていた
生を受けて春を謳い雨に打たれ夏に終えて
僕は此処で君は何処で今咲き誇っている?
春の唄咲いたと同時にまだ終わらせたくないと強く願う程
恋しくて忘れられないだから目を閉ざしたんだ
春の唄枯れていく今ならこの気持ちを伝えられる気がして
あの頃に戻れる筈もないのに
「限りあってだからこそ尊い」との君の言葉を分からずに
永遠を欲しがる僕に君は困ったように笑っていた
そんな僕によく似合う色だねとくれたハルジオンがまた
咲き誇るその時まで記憶も全て連れ去っていくんだ
生を受けて春を謳い雨に打たれ夏に終えて
僕は此処で君は何処で今咲き誇っている?
春の唄咲いたと同時にまだ終わらせたくないと強く願う程
愛しくて触れる事さえ出来ない君が居たんだ
春の唄枯れていく今ならこの気持ちを伝えられる気がして
振り返る誰もいない部屋で一人