作词 : the 1st sludge
作曲 : the 1st sludge
もう 閉じていた 蝶 の翅、開か ない
無機的で 歪な 繭 が 蛹 を見下ろしてい る
あまりにも 強く 煌めく 光が 未来に 眩ませて
理性、現実 狂信(トウヒ)で 腐食(トカ)し
虚ろ な 蛹 覗い た 痩せ た 目
肥大した 自我 で器を満たし て
かけられた 温かな声 が凍える刃と化したとき
救済はしかし弱者 を追い詰める獣 じみて、酷薄
部屋に 張りついた 暗がりが 陽と混ざる
穏やかに 満たされた 世界は 窓に 投影(ウツ)されて いた
哀れな 蛹 遅すぎた 了知
溶け だし て 腐る 翅原基(ミライ)、美しく
「幼いころ 描い た 理想(スガタ)など あるはずもなかった」
全て が過ぎ去った 今さら神(ナニモノカ)に縋りついたとき
やがて見え たもの 確かに鮮やかな朝陽に違いなく
激しい 雨 と風、破壊的で残酷な語り手
後悔と 諦念、蛹 化不全(ナリゾコナイ)の哀れな末路(ケツマツ)
残っ た 歪な繭 事切れて腐り溶けた揺りかご
最後 まで朝陽の夢を見続けていた蛹……愚か者