このままもうなにも動かないぜ。
どこで方位を誤った。
振り切れない影、色褪せた唇。
こんなはずじゃない。
すばらしい日々は火花を散らして、飛ぶように過ぎていった。
蜘蛛の糸たどっていくことさえ、
叶わなかったあの日にそっと、置いていけないかな。
夢を見た気持ちは、忘れられなかったね。
どこまでも駆け抜けた。
あと少し近づきたいんだ。
時間が奪っても、運命に押し流されないように。
要らないと思ってみた。
無駄なことだとも思ってみた。
自分を見失っても、どうしても誤魔化せなかった。
瞳の奥に追い詰めた。
ガラスみたいに透明だった。
馬鹿げた博打でも、悪くないさ、そう言っているようだった。
電気のように伝わった。眩しい幻。
他の何より、最高だ。
塞がらない穴を埋める、かけがえのない光を知った。
四人で見るのならどんな失敗もゼロに戻せる気がしてる。
舵を切れば戻れなくても。
人並みになりたいだけだったおれに、情熱の姿を見せてくれたね。