羊の数を数えたら
まだ夢見て居られるよな気がしていた
過ちの数を数えたら
正解さえ辿りつけると思いたかった
Hituxi
Music & Arrangement : sasakure. UK & kous
Video : sasakure. UK
Vocal : Q.i
Artwork : 湯木間
晴れの来ない世界は逃げた羊を探してた
目覚め悪い世界は愛と銃を突きつけた
「眠れない者を眠らせる銃弾(まほう)」
それわきっと弱者が選べないエンドロール
見限られた世界はマルとバツに分けらた
白っ手は撃(ぶ)ち抜く容疑者を穴だらけの天罰さ
迷える魂 迷わせる言葉(ワード)
夢みる者祈れよ
誰に?
神様、お利口様
如何様、朝笑う様
みんな正しくなりたいから
「間違い」を刈り取るのさ!
棺の数を数えたら
まだ迷ってさえ居られるよな気がしていた
過ちが千に辿り着いても
綺麗事だと言い聞かせて夢を吐いた
行き場のない正義が白と黒に染め上げた
汚れた羊は白い世界に身を投げた
逃げ遅れた羊の子が尋ねる
「正解を、教えてよ どうか」
自分は何様なのか?
同じ穴のムジナ様か?
誰もが正しいはずなら
その手は何だ神様!
羊の数を数えても
何かが晴れる答えなんてある訳なかった
棺の数を数えながら
バツの付いた手が辿り付いた夢の排他
過ちがバツと、誰が決めた?
曇りの流転差し込まれてゆく白日が
迷える魂と道を照らした
まだ、まだ、夢を見る銃弾(まほう)は残っているか?
曖昧な銃が自分自身の軀を撃ち抜いたのは
穴の形に象たれた「正解」だった
その子羊(いのち)を刈り取ることができなかったのは
バツの悪い晴天があまりにあまりに
綺麗だったから