作词 : Enon Kawatani
作曲 : Enon Kawatani
猟奇的なキスを私にして
最後まで離さないで
猟奇的なキスを私にして
最後まで離さないでって言った
軽快なステップで踊る
痛快なテロップで笑う
警戒をしない気まぐれ美人だった
どうやって祝ってやろか
考えていた矢先に
携帯を落とした俺は 電話に気付く
壊れかけの街灯 の下にうっすら映る影
触れようとしたら消えていた 光を忘れたのさ
ただ迷ってた すぐ頼ってた
心酔ってた 全部忘れたい
まだ迷ってる どこか待ってる
自分がいることに切なくなったのさ
猟奇的なキスを私にして
電話は案の定あの美人の番号で
でも知らない声はただ震えていた
ほら、こんなことになるなら
あんたの嫌いな煙草も辞めれば良かったな
もっと笑えば良かったな
後悔の朝に3階の駅のホームで
反対の自販機に寄りかかるアナタの姿を見て
後悔したくない、そう思って駆けた瞬間に
ドラマみたいなタイミングで来た電車は知らない
ふらふら歩いてたら 横を車が横切って
瞼を閉じたら溢れ出す 俺は俺は俺は
ただ迷ってた すぐ頼ってた
心酔ってた 全部忘れたい
まだ迷ってる どこか待ってる
自分がいることに切なくなったのさ
言葉はポツリポツリ
暮らしてる間に落ちていくんだ
放物線を描いて舟が潜ったあとをついていく
拾い上げる前に
きっときっと
誰からも見られないまま
消えていくんだ
悪いな、また大切な人を増やしてしまった
ラブソングを歌って誤魔化してるんだ
今日もまた 嫌なことばっかり
泣いたふりで避けてばっかり
漕いだ舟もまた潜って
明日も綺麗ごとばっかり
前向いて歌わないと
儚くも消えてく鐘の音に
いつも気付かないし
身近にある優しさに似た
狂気にも当然気付いていない
怖いな
武器を取ってなくした心の欠片に気付かないで
空気になった命の軽々しさに慣れ始めた
一体どうして何も考えず
あれに同意したりしてるの?
散々嫌になったろ?
そう思ってるのは僕だけ?
「魅力がすごいよ」垂れ流しのメディアの声
うまくは笑えないような週末
誰か楽しい話を聞かせて
それと真逆な短文はすぐに
指でなぞるだけで出来るんだ
今日もまた
サリーマリー
届かせて 鐘の音をさ
サリーマリー
揺さぶって あの美しいはずの声で
Dancer in the Dancer
ほったらかし人生が主観でしかないなら
どうしてこんなにも悲しい目に
取り囲まれているのかって
ああ、これもまた主観でしょ
って言うんでしょ
って言っちゃう
って妄想です
Yes or No or どちらでもない
選択に疲れた30歳
先が見えないし見ようともしない
ラブソングの主人公にさえもなれやしなくて
当然なんだけど
そりゃそうなんだけど
泥だらけで
夢中になって戯けたよ
くたばってしまっても構わないから
出来るだけ僕を見ててよ
毒は積もった
プールが溢れない程度
いつまで持つかわからないから
そのまんま
愛以外はそのまんま
ハートなんて揺らして泣いてくれよ
そのまんま
愛以外はそのまんま
ハートなんて揺らして泣いてくれよ
Dancer in the Dancer
誘われる苦い思い出の空気
食べちゃおう
いっそ食べちゃおう
日常に飽きたサムライの真似事
よしとこう
僕はよしとこう
1が10になる魔法をかけたこと
頑なに認めない神様が
やっと認めそうになったとこで
終わった夢を何度も思い出そうとしてる
80年代の流行ミュージック
流せば揺れ動く僕のミュージック
何でもないことが何かになると
突然輝くみんなのミュージック
結局何かを信じて踊ろ
結局何かにすがって踊ろ
まだまだ捨てたもんじゃないって思おうよ
Dancer in the Dancer
身を焦がしながら踊らされて
好きでもない自分に酔いしれる
嫌いでもない自分も恥ずかしいんだ
Dancer in the Dancer
踊らされながら夜を描く
今日もまた言葉が浮かんでは
歌になって空に昇る
美しいんだ
生活の最中喜哀が混じってどうにもやり場のない僕の表情
苦い銃弾を舐めたら甘かったって感じた夢での僕の表情
やり切れない やり切れない sad but sweet
影になったらニヤついて
光が差したら神妙に
声を止められた僕たちは
触ることもできない
おかしな話も本当になって
地を這って駆け巡る
潜ったら潜るだけ中心は逃げていく
世界を見限って前に走る
それしかできないけど
もうそれで充分さ
でも言わせて欲しい
日々のうのう
what you know?
何も知らないくせに出しゃばって
日々のうのう
what you want?
本当に品がないな君たちは
実家が越す度に変わる匂いと
似ている気がする人生転換期
慣れないものへの抵抗
その度に傷がついてしまう
同時にハートを傷つけ合う人が
僕らのそばにいたんだったら
泣いても悔いてもその先は
きっとちょっとはマシなはず
日々のうのう
what you know?
何も知らないくせに出しゃばって
日々のうのう
what you want?
本当に品がないな君たちは
日々のうのう
what you know?
量り売りの言葉で傷付けて
日々のうのう
what you want?
まともだと思い込んでるだけ
青春は終わったと告げられる夢を見て漫画みたいに飛び起きた俺は
今コーヒーを飲んでテレビの画面に映る
ニュースキャスターの髪型ばかり見ていた
耳に入ってくるのは政治家や芸能人のスキャンダルばかりで
どれもコーヒーを味気なく変化させた
誰かに言われた「お前は長生きしそうだよな」
という一見前向きにみえる言葉の裏に隠れた
「平凡な人生を送りそうだな」
という意味を反芻していたらカップは空になっていた
俺はやっと窓を開けたんだ
シリアルシンガーなんだって
自問自答に声を揺らす
シリアルシンガーなんだって
歌を歌って傷を舐めたんだ
一堂に会して
一斉に歌った
耳鳴りが止まらない
瞬間の空気が
一層陰って
張り詰めた蝶番(ちょうつがい)みたいだ
顔が見えない
声も聞こえない
ぼやけきった人混みが
近づいてもまだ
離れてもまだ
声のない声だけは鳴り続ける
さよならさよならさよなら
あなたは夢を見れたの?
さよならさよならさよなら
少し手を伸ばせば
さよならさよならさよなら
触れてしまえそうだけど
さよならさよならさよなら
心歌舞く時まで
商店街にある駄菓子屋には昔見たような光景はなくて
店先にいるのは2匹の野良猫だけだった
寂しさを感じる暇もなく10m先に見つけた古本屋に目を留め
眼鏡をかけ直した
次から次に自分から動かしていかないと変わらない風景に愕然としながら
その更に20m先にある公園に目を移し
誰かのベビーカーが作った影に目を落とした
この世界はつまらないなりに精一杯頑張って回っている
自転と公転を繰り返しているその規則性が
俺をつまらなくしているかと思うと悪くない気がしてくる
誰かのせいで俺は今未来を信じることなく
ぼーっと景色を見ては煙を吐く動作を繰り返しているかと思うと
自分だけじゃない気がしてくる
でもやっぱり俺は無力で
何にも変えれないし何にも変われない
世界が不規則に回っても多分俺は今のままだ
だけど死にたくはないし
生きたい
1、2、3で灰になるまで叫ぶ
心が擦り切れてしまうくらい
1、2、3で灰になるまで歌う
命が削れて苦しいくらい
1、2、3で灰になるまで叫ぶ
心が擦り切れてしまうくらい
1、2、3で灰になるまで歌う
命が削れて苦しいくらい
後悔の夜に3階の部屋のベッドで
おいそれと女を待っていた少し馬鹿な男と
再会の夜に階段の下で待ってた
赤いドレス着た可愛い顔した私の話
何かにつけてとやかく言うよな
戦うことを止めるから
頭の半分優しいところで話をしよう
決めた、僕も君も負けだ
両成敗が止まらない
もう止まらない
呆れちゃうよな
両成敗は止まらない
喜劇的に見える真面目な話
私、間違うことでしか人生の針を
正しくは使えないの
わかりあえるはずなのに
あなたは一歩も引かない
切り込みが予想外に大きくなった
変化を好んだわけじゃない
理想を選んだわけじゃない
痒いとこに手が伸びる様に
身勝手に忍ぶはずだった
忘れないよ
この業は
忘れないで
この行も
タチの目が
根を張る
安全なとこで善を縫う
レアなのは
値が張る
探すしかないか
私、間違うことでしか人生の針を
正しくは使えないの
わかりあえるはずなのに
あなたは一歩も引かない
私以外私じゃないの
冴えない顔で泣いちゃった夜を重ねて
絶え間のない暮らしを今日も重ねた
良くなりそうな明日に期待する度に
何度も今日を鏡台の裏に隠した
映る私は何回も瞬きしては
変わる心に簡単に動揺したわ
だけど意外と目を瞑った瞬間に
悪くないなって思いながら明日を悟ったんだ
私以外私じゃないの
当たり前だけどね
だから報われない気持ちも整理して
生きていたいの
普通でしょう?
そう何回でも言ってやるよ
君の中で踊る黒いもの
ああ、あたかも隠したつもりで
平然としてる顔が嫌で
どうでもいいテレビのニュースに
踊らされる架空の毎日
ああ、そんなクソみたいな夜は
キラーボールと一緒に回るよ
言葉通りさ
いつものように
踊りませんか?
ランランラランランランララン
言葉通りさ
いつものように
踊りませんか?
ランランラランランランララン
そうやって苦しくなったら
いつもは見ても何にも感じない甘いラブストーリーでも
泣けてきてしまう自分に嫌気がさしたりもするよそりゃ
今日はあれしようこれしようなんて
志がいつの間にか曇ってしまった
いつからだっけ
わからない
わからないから怖いんだけど
自分に一番優しい自分のせいで妙な安心感を得ている内は
本当のことなんてわからないんだろうな
わかるはずないんだろうな
内面剥がして心見せる
それが東京
俺の東京
内面剥がして心見せる
それが東京
俺の東京
内面剥がして心見せる
それが東京
俺の東京
某東京
空を見上げたら星がなかった
そんな東京の東京による東京のための当たり前が俺を刺激している
日々無機質になっていく外の様子なんて関係なくて日々有機的になっていく
俺は冷めたコーヒーを片手にテレビに相槌を打っては自分は違うなんて考えてるんだ
誰が偉いとか偉くないとか良い人だとか悪い人だとか金持ちだとか貧乏だとか
そんなのどうでもいいんだけど、やっぱり心臓がむず痒くなったり
あいつのこと嫌いになったり相変わらず小さいこと気にしちゃうんだよな
そうやって苦しくなったら、いつもは見ても何にも感じない甘いラブストーリーでも
泣けてきてしまう自分に嫌気がさしたりもするよそりゃ
どうせまた嘘ついて無駄に泣いたりして
また明日も今日のようにくたびれた世界で
たった今わかったんだ
キラーボールが回る最中に
踊ることをやめなければ
誰も傷付かないんだって
統計学上のあなたの心の数を見て
数十秒後もう僕は違う誰かを見てる
理論上はあのサカナもあなたもゲス乙女
空想上はまだマトモなふりして踊ってる
涙声でふうっふー
また嘲笑されてんだ
今日も明日も明後日も
逃げはしないけどさ
やあ tomorrow
明日ってどこ?
俺だけ今日のまま
何でか置いてかれてんだ
みんな前ならえ
興味無い話に step in step in
さすがのあなたも step in step in
叫ぶよ盛大に gesu!gesu!gesu!gesu!
あなたもさすがに gesu!gesu!gesu!gesu!
さっきから耳鳴りがして
何だか落ち着かない
本当は普通が怖くって
声が泣いてる
ふと嘆いてる
あなたの目が届かなくてさ
どう歌っても
どう愛しても
僕の声は
あなたじゃなくサカナまで
声が泣いてる
ふと嘆いてる
あなたの目が届かなくてさ
どう歌っても
どう愛しても
僕の声は
あなたじゃなくサカナまで
アイデンティティはもうとっくに取られちまった
サイデンティティって言葉急に思い付いてしまう
画面上で言い訳し合う虚しい集団
見つめながら今日もここに立っている
ああ、僕はここで何をしてる?
さっきから鳴りやまぬ警報
どうかしてると怒鳴り散らしていたんだ
ああ、どうなんだ?
僕はどうなんだ?
忘れようと覚えようと問いただすけど死にはしないさ
ああ、どうだって?
君はどうだって?
どうせ僕と同じでしょって
言い切った後自分で後悔してしまった
簡単に折れ曲がる
人の心は数知れず
早まるな 早まるな
大人たちは言うだけ言うけど
誰も彼も責任にはノータッチノータッチ
行く末は 生く末は
信じる熱胸に教えてくれる
何かしら 何かしら
善を持った
いたいけな偽善者が
勝者だって
そんなわけ そんなわけ
ないだろって
まだ私夢を見る
タリラリラ
あなただけが悪で私は悪にはなりきれないだけ
あなた方は用済みよ
この小さな手でビンタする
あなたも目が覚めた?
私は2周半もしたくらいさ
強いとこない方がまだ上手く生きれるよ
これが矛盾してないんだな
よく見ると真ん中に写っている
よく見ると顔が偉そうだった
昔は目立ちたがりやだった
たしなめあうのが日常だったんだ
見つめ合う真夏の訃報と
轟き合う2人の心臓が
矛盾した現実に入り込む
蜃気楼に僕らは溶け込んだ
泣けて泣けて泣けてくるんだ
夏が奪ったわけじゃないけど
ずるいなって思ったんだ
泣けて泣けて泣けてくるんだ
僕だけがいつも取り残されて
夏が終わっていく
僕にはありあまる
ロマンスがありあまる
少し贅沢をし過ぎたみたいだ
僕にはありあまる
ロマンスがありあまる
少し贅沢をし過ぎたみたいだ
罪が積み重なって
かえりみるまでもなく過ぎ去っていく
それでも僕は
誰に何を言われてもあなただけを
守りたいな
どうして最後が愛しくて
どうしてこんなに悲しいんだ
生き散らした証に涙した
遠吠えみたいな恋でも
行方はあなただって
思って生きていくよ
命を灯して さあ行こう
曇り空、蜜の味
記憶違い、あなた、さようなら
甘い蜜を求めて
さよなら繰り返す 繰り返す
祝祭はコンビニエンス
恋人はデルタクルーズ
怠ける僕らは何かを忘れた
甘噛み合いのサイクルは
いがみ合いを減らした
足りないものが増えてって
足りないが心地よくなった
ああ最低だ
ああ最低だこんなんじゃ
だから今補って余るほど
気持ち取り出してみてもいいかな
いいかな
もっとあともうちょっと
君を好きになったら
もう切ないとは言わせない
溢れるたび言葉濁さない
きっと僕らきっと
わかってると思うから
もう切ないとは言わせない
そのうち一緒になろうよ
あの日あの恋をしたからさ
好きなんだと枯らした
あの日あの恋をしたんだよ
もっとあともうちょっと
君を好きになったら
もう切ないとは言わせない
溢れるたび言葉濁さない
きっと僕らきっと
わかってると思うから
もう切ないとは言わせない
そのうち一緒になろうよ
もっとあともうちょっと
君を好きになったら
もう切ないとは言わせない
溢れるたび言葉濁さない
きっと僕らきっと
わかってると思うから
もう切ないとは言わせない
そのうち一緒になろうよ