満ちる 月が 逆さまに 欠けてゆく 朝焼けの中
落ちる 溶ける 感覚は 終幕(エンドロール)の先へ
逃げないのは (何故なら)
貴方を探していたから (いまでも)
だけど近づけないのは (どうして)
失うことへの恐怖 (怖くて)
此処からは誰も (誰にも)
知らない世界の話 (知られず)
いつまでも 平行線辿ってるつもりになっていた
止まらない 涙お海 溺れる前に 気付いて
分かってるの? 分からないの? 真っ青な空 見上げて
裂ける 月が 独りきり 泣いていた 夕空の果て
前後不覚 彷徨って 終局(エンディンダ)なら 遥か
言えないのは (何故なら)
答えを探していたから (それでも)
だけど寄り添えないのは (どうして)
岐(わか)れることへの恐怖 (怖くて)
此処からば誰も (誰にも)
追い駆けて来ないはずと (追われず)
どこまでも 平行線辿ってるつもりになっていた
止まらない 涙お訳 また逢う為に 記して
気付いてるの? 気付けないの? 真っ青なまま 凍えて
光の素粒子に 眩まされて見失う
分かってるの? 分からないの? 真っ青な空 見上げて
欠片集め 輝いた
鏡の中 覗いたら
それでも ふたりは
手を繁いで
走り続けて 行った
“本当の正義”などは
この世には無いことを
駆け抜けて 知った
染められた 涙色に 抗いながら 見据えた
手に入れたの? 手放したの? 真っ青なまま 怯えて
光は加速して 新たなる線上へと
分かってるの? 分からないの? 真っ青な空 見上げて
絡まる羽根はひとつに 真っ青な空 羽搏(はばた)いた