an-quiil-om-ratzy-teira,
fey-del-fada, fou-swill-maata
reveltal-fring van-nouza
van-prondia shaaly-praav ia-dian-rei
春を秘めたままに 眠り続ける大地の
彩りを呼び覚ます 清かな薄明
いくつもの涙 零れ落ちた庭で
ふたり見つめていた ずっと……
幾千の夜が過ぎても
同じ花を ともに愛でよう
重なる鼓動はひとつ 密やかな誓い
さよならはいらない
ひとり仰ぐ空は 竦むほどに広くても
澄みわたるその果てへ 歩いていきたい
いくたびと雨に 打たれた雛鳥も
その瞳に 虹うつしたら
羽ばたきはじめるから きっと
幾千の風が生まれて
去っていった とめどもなく
けれど 空を舞う種の 残すおもかげを
ひとつずつ 辿るの
an-sol-verda, an-twaal-mana
hend ia-liiya
ea-foul-om-shey-sta
an-quiil-om-ratzy-teira,
fey-del-fada, fou-swill-maata
shaaly-praav ia-dian-rei
花満ちる丘に 佇む影は
夢 それとも希い
伸ばした指先触れる 確かな温もり
もう二度と ふたり はなれない