作词 : 人間合格
 作曲 : 人間合格
 誰も知らない場所に行きたくてけれど何処にも行きたくなくて
 だから好きな服やモノを全部フリマに出したんだ
 死に物狂いで集めてたモノや誰かになるための奇抜な服
 安値をつけて次の日には嘘みたいに空っぼな僕だ
 主張が強い柄のシャツの中「それダサいよね」って言葉
 ギターの傷と傷の間には作っても聴かれなかった曲が
 本当に手放したかったものは箱には詰められないものばっか
 紛らわせるために集めた本はどれもページを捲らないまま
 外に出るのは元々嫌いだだから音に没頭してた
 人に会うのも元々嫌いだだからせめてと好きな色を纏った
 そうだった好きなだけだったわかるよ人はごくたまに
 別人になりたくなるけど自分をも捨てたらいけないよ
 着飾る姿を誰よりも見た鏡越しに原色の蝶
 ギターの弦が揺らした空気はどこよりも居心地がよかった
 気付いてすぐに中央線御茶ノ水
 何度繰り返す? 自分を捨てて拾うその繰り返し