作词 : 北島圭
作曲 : 北島圭
朝まで飲んだくれているおれを「精神病だ」とののしるお前は もういな い
うらぶれた暮らしに唾を吐きかけてネオンの渦に飛び込んでいった
知らんふりして通り過ぎるお前の背中はおれを小ばかにするように 揺れる
派手な服装に身を包んだ小悪魔のような素振りはどこで覚え たんだ
文字通りやさぐれ枯れかけた日々さ このまま老いさらばえていくだけ なのか
★もう十分 辛酸をなめた これ以上は無理だ 限界だ ただ手を取って もつれた糸を ほぐせばそれで済む 簡単なんだ お前の 名前を叫ぶ おれのしゃがれ声が 聞こえないのか もう十分 辛酸をなめた これ以上は無理だ 限界だ
独り残されたおれには激烈な絶望が夜通し襲ってきた 容赦なく
後ろ盾を失ったようだ。どれだけあがいても満足を手に入れ られない
道をはずれ泥沼に沈み消え入りかけているおれを見捨てるつもり なのか
水に流せばすべてきれいに元に戻ると言ったのはお前だったは ずだ
いまいましい妄想に取りつかれて いたずらに過ぎる時間に飲み込ま れて いく
★