電気自動車の開発を手がける岐阜県各務原市の自動車部品販売会社が資金繰りに行き詰まり、
近く裁判所に破産を申し立てることになりました。
破産を申し立てることになったのは、各務原市の自動車部品販売会社で、電気自動車の開発を手がける「ゼロスポーツ」です。
この会社は平成10年から電気自動車の開発を手がけ、
去年8月には郵便事業会社に郵便集配用の電気自動車1030台を納入する総額およそ35億円に上る大口の契約を結びました。
しかし、会社側によりますと、今年1月になって納期の遅れを理由に契約を解除されたことから取引先の銀行から借入金の返済を求められ、
資金繰りに行き詰ったとしています。
負債総額はおよそ11億7800万円です。
記者会見した中島徳至社長は「あまりに急激な資金繰りの悪化で、
やむなく破産申請の手続きを判断した」と述べました。