大手コンビニエンスストア「ローソン」は、
コンサートチケットの販売を手掛ける子会社の役員二人が、
チケット代金の支払いの代行を委託していた会社と共謀して資金を不正に流用し、
被害額は最大150億円に上ると発表しました。
「ローソン」によりますと、
この二人の役員は、コンサートチケットを販売する「ローソンエンターメディア」の39歳の専務と53歳の経理担当の取締役です。
「ローソンエンターメディア」は、コンサート企画会社への代金の支払い代行を東京港区の「プレジール」に委託していました。
しかし、「プレジール」は、コンサート企画会社に対して代金を支払わずに、
投資目的などに資金を流用していたということです。
被害額は最大で150億円に上る見込みです。
「ローソン」は、この二人が委託先の会社と共謀して不正に会社の資金を流用したとして、
背任などの疑いで、今後、刑事告発を検討するとしています。