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作词 : 澤田空海理
Guest Vocal:saya
口を開く前にわかった。
だから、先に頷いたんだよ。
もし会うのが最後ならば
綺麗な顔でいたんだ。
ついに入ることのなかった。
話題にあがるだけの店とか
行ってみよう。最後だから。
どうせ傷にはなるんだよ。
写真が嫌いなあなただった。
目を瞑る癖があるといった。
二人の写真は数えるほどに少ない。
会話に比例した。
空っぽのフォルダに溜まっていく。
後悔と愛と哀の言葉が意味もなく続く。
私たちは知らなかった。
心の場所さえ知らなかった。
痛くなって、初めて知ったんた。
あなたは言った。
「言葉の温度を知りたかった。」
「ふとした顔を眺めていたかったんだ。」
最後に、海に行こう、車で行こう。
二人で居たい、痛い期待を抱えたまま。
「ありがとう」なんて言ってさ。
私、わかんなくなちゃってさ。
傷だけじゃなかったのにな。
色んなもの、貰ったはずなのに。
写真が嫌いなあなただった。
目を瞑る癖があるといった。
だけど、今日だけ拒まないんだね。
そうが、最後の一枚か。
ねえ、写真なんてどうでもよかった。
形があるものが良かったんだ。
最後の「ありがとう」は苦かった。
ドラマのようにはいかなかった。
記憶は首すら絞めなかった。
淡々と、日々に戻っていく。
私はどうだ。
いつか、苗字も変わるだろうか。
何なら持っていけるだろうか。
裸足で生きていけるかな。
さよならだ。
その時、ふと思い出す誰かが
あなたじゃないこと、それだけ願いながら。
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