淡く染めた
頬は何を
思うのでしょう
浮世さえも
忘れるような
さくらみじ
いかにしのぶる
花は耐えなく散るらむ
誰かの呼ぶ声が
不意に
耳を奪い
また遠く霞んでゆく
遠く
舞いあおぐ
想い桜
あの人に届けて
あふれ出す愛しさが
ひらりひらり零れる
舞い降りる
記憶のいと
まぼろしに誘われ
あでやかに導かれる
あなたの元へ
心ほのか
口を結び
見上げる空に
春の精が
髪に遊ぶ
花飾り
待ち遠なりと
花はのどかに眺むる
一陣風が吹き胸を
かき乱して
まだ眠る夢を起こす
Please, let me hear your voice
震える指をぎゅっと
握り締め
愛しい
変わらぬ
あなた
想い強さを
染め上げて
舞いあおぐ
想い桜
あの人に届けて
あふれ出す
いとしさが
ひらり ひらり零れる
舞い降りる
記憶のいと
幻に誘われ
あでやかに
導かれる
あなたの元へ